ニドネ&ヒルネ
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コープス・ブライド
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長い間人質に取っていたDVDをお返しする名目で、お付き合いいただきました。「コープスブライド」見れて本当によかった。素敵な映画です。

*以下蝶ネタバレです。備忘録です。未見の方はご注意ください。
ガラスの器に閉じ込めた美しい蝶のデッサンをするビクター。痩せぎすで青白い顔、繊細な指先はデッサンを終えると窓を開き、蝶を放つのだった。蝶は風に揺られて、どんよりと灰色で、生気のない人々の暮らす街のあちこちをさ迷い飛び去っていった。

魚の缶詰業で成り上がったバン・ドート家。富を餌に貴族と婚姻関係を結び、上流社会の仲間入りをしようとするビクターの両親。母のネルはたっぷりと肥え太り、姿のとおり傲慢で横暴。父のウィリアムは痩せぎすで慎みのない口は文句ばかり。金はあっても品のない両親の計画どおり、ビクターは翌日には顔も知らないけれど由緒ある家柄のエバーグロット家の娘との結婚式。今日はそのリハーサルが予定されていた。魚マークの馬車に乗り込みエバーグロット家に向かう3人。御者を勤めるのは普段は魚捌きが仕事な男、ちょっと咳こみがち(笑)。

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いっぽうのエバーグロット家。成金バン・ドート家に1人娘を嫁がせざるを得ないだけあって、金庫は空で蜘蛛の巣だらけ。長身で痩せぎす、にこりともしない厳格な母モデリンは「愛する人と結婚をしたい」と訴えるビクトリアに、「私たちを見なさい、愛なんてないわ」&夫フィニスも大きく頷く。俯くヴィクトリア・・・。

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エバーグロット家の呼び鈴が鳴り、バン・ドート夫妻とビクターが屋敷にやってきた。しぶしぶ出迎えるエバーグロット夫妻。お互い腹に一物ながらも、表面上は穏やかに挨拶をする。ビクターそっちのけ、打ち合わせのためにティールームに入る両夫妻。ビクターは4人の迫力と勢いに乗り切れず、玄関ホールに取り残される。4人の後ろ姿を呆然と見送りながら、ホールにおいてあったグランドピアノに手を伸ばすビクター。鍵盤を撫でながら、やがてイスに腰掛け、物悲しく美しい曲を弾きはじめる。ビクターはやがて演奏に夢中になり、音色を聞きつけて2階から降り、そっと傍らに佇むビクトリアに突然気づいて慌てふためく。

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ぎこちなく名乗りあう二人。翌日には結婚する仲だというのに、初めてお互いの名を呼び、顔を見る。「情熱的すぎてはしたない」と母から音楽を禁じられているという悲しげなビクトリアは素直にビクターのピアノを褒める。内気なビクトリアよりもさらに内気なビクターに、ちょっとうれしげで余裕なビクトリアが微笑ましい(笑)。まっすぐにビクターの目を見て、優しく話しかける彼女。ビクターは動転してネクタイをくしゃくしゃにしながらも、やがて落ち着きを覚え、2人は優しく見詰め合う。若くて純粋な2人がお互いを知ろうと寄り添うのを、邪魔に入ったのはビクトリアの母モデリンだった「2人きりになるなんてはしたない!」。なんて時代錯誤な・・。と思ったらばこの作品の舞台は19世紀ヨーロッパの片隅の古臭い村だったのでした(笑)。

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そしてゴールズウェルズ牧師立会いのもと、結婚式のリハーサルが行われてすでに3時間・・・。牧師も両親たちも苛立っていた。どこからともなく突然あらわれたバーキス卿も見詰める中、ビクターはどうしても誓いの言葉が覚えられず、慌ててキャンドルを落としてモデリンのドレスを火事にしてしまう(笑)。大混乱する面々にとうとう牧師の怒りが頂点に達し、ビクターが手順と誓いの言葉を覚えられないかぎりは結婚式の延期を宣言されてしまう。牧師の剣幕に屋敷を飛び出すビクター。。

ヴィクターは街外れに架かる橋にもたれ、ビクトリアも呆れたに違いない・・・と自己嫌悪に川面を眺めていた。落ち込むビクターを尻目に、街のヘッドラインスピーカーが鐘を打ち鳴らしながら叫ぶ「バン・ドートの息子のせいで結婚式は延期~!両家は大恥~!」。いたたまれずに雪の積もる森に逃げ込むビクター。森をさ迷い、誓いの言葉を暗誦する。練習の成果、ようやく完璧な誓いの言葉を唱え、そして最後に妻へと請うリハーサルに、凍った大地から突き出た枯れ木に指輪をはめだのだった。完璧!ようやくできた誓いの言葉と手順にほっとするビクター。しかし、枯れ木が突如、ビクターの腕に掴みかかり、ビクターは腕ごと地中に引き込まれる。パニくるビクター。引き込まれた腕を渾身の力でひっぱりだすと、折れた枯れ木が腕に絡みついたまま抜けた。そしてその穴がひび割れ、やがて現れたのは骨(肌じゃない・笑)も露わな死体の美女!!

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そして彼女は言う「I do.(誓いを)受けるわ」。驚き絶叫して逃げ出すビクター。ボロボロだけれど美しいレースのウェディングドレスとベールを翻して軽やかに追う死体の美女。

必死に走って森から逃げ出すビクターだったが、橋で彼女に捕まってしまう。「You may kiss the Bride」とだきしめられてキスされてしまう。暗転~(笑)!次に目覚めたビクターが見たのは、地下深くの死者の街、死者たちがにぎやかに集うパブだった。死者なのに元気いっぱい!酒を飲んで陽気に歌い踊り、死んでいるのに人生を謳歌しているかのよう。生者が暮らす地上の沈鬱さとは正反対(笑)。「結婚したの」と嬉しそうに死者たちに話す美女。死者たちは”まだ生きている”けれど、彼らの愛するコープスブライド(死体の花嫁)が見つけた夫、ビクターを歓迎する。話についていけず、大混乱の中、必死に否定するビクター。彼は結婚式の練習をしていただけで、死体を花嫁にとプロポーズしたわけではなかったのに。。。逃げようとするビクターを引き止め、骸骨バンドが歌と音楽に乗せて語るコープスブライドの死の物語はあまりに哀しいものだった。

コープスブライドは生きていたとき、知らぬもののない美女で有名だった。そんな彼女の前に現れた一人のハンサムな男。彼女は彼に一目ぼれ。両親の反対を押し切って駆け落ちの約束をしたのだった。街のはずれ、森で男を待つ彼女。しかし男は彼女の持参した金と宝石を奪って彼女を殺して逃げたのだった。樫の木の下に横たわり、真実の愛を見つけるまでここで待ち続けると誓う彼女。そして冷たい地中で待ち続けた彼女に、誓いの言葉とともに指輪を嵌めてプロポーズをしたのがヴィクターだった。無邪気に結婚を喜ぶコープスブライド。でも、話は可哀想なんだけれど、「Death♪Death♪Death♪Dea~th♪」(Dieだったかなぁ??)って骸骨バンドの歌が明るすぎる(笑)。「死はいつかは訪れる、だけど死もそんなにわるくなーい♪」みたいな(笑)。ちょっと陽気なブラックはウンパルンパみたいだった。

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哀しい物語には同情するけれど、自分はまだ生きているんだ!とパブを逃げ出すビクター。死者の街の路地を走る。しかし、どこへいっても死者ばかり。ビクターを助けるものはなく、とうとう街を見下ろす高台で彼女に掴まってしまう。神妙にベンチに並んで腰掛けて、彼女からのプレゼントを受け取るビクター。プレゼントの蓋を開けると、入っていたのはかつてビクターが飼っていた愛犬スクラップス(の骸骨)だった。スクラップスとの再会に喜ぶビクター。

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「お座り」「ワン!」「回れ!」「ガラガラガラ・・」「死んだふり!」「??」(笑)。死んだふり、はもう死んでるからできないんですねぇ。「なんてかわいい、毛があればもっとかわいいけれど・・(byビクター)」(爆笑)。スクラップスを撫でる彼女の優しく素直な仕草にビクターも心が凪いで行く。目玉が取れたり、足が骨だったりするけれど、コープスブライドは純粋で愛らしかった。そして彼女の本当の名前がエミリーだと知る。ビクターは死者の街から自分の街へと戻るためにはどうしたらいいのか知恵を巡らし、エミリーに両親に会って欲しいと持ちかける。

死者の街から地上へ行くには死者の街の長老の助けが必要だった。長老グートネクトを訪ねるビクターとメアリーとスクラップス。積み上げられた蔵書の中からようやく一冊を選び出し、怪しい薬やカラスの羽やら調合して秘薬完成!かと思いきや、自分で飲んじゃう長老(驚)。たんなる彼好みのドリンクだったみたい(笑)。そして長老はカラスをむぎゅっと掴み挙げて卵を産ませて、ポンって割ったら不思議な煙。彼の秘術??で地上へ向かう二人。帰還の呪文は「ホップスコッチ」。


再び出会いの森にあらわれた2人。美しい月夜に感動するエミリー。軽やかに雪上を踊るエミリー。はしゃぎすぎてつまづいて足ぼっきり折れちゃったりするけれど、ビクターは見ないフリ(笑)。あわてて骨を繋げるエミリーがかわいい。ビクターは「両親に心の準備をさせたい」と、エミリーに森で待ってもらい、一目散にビクトリアの元へ。ビクターの行方がわからず、バン・ドートの両親は必死で探し、エバーグロットの両親は怒り心頭で夜明けまでにビクターを探し出すよう、バン・ドート家に要求していたのだった。1人ビクターを案じるビクトリアの部屋に、窓からビクターが飛び込んだ。「またあえて嬉しい」と喜ぶビクトリア。そんなビクトリアにビクターは素直な気持ちを話し出す。「結婚には気が進まなかったけれど、君に会ってとても楽しみになった。君のそばにいたいと思ったんだ」と。気持ちを確かめ合う2人。しかし、そこへ帰りの遅いビクターを案じてエミリーがやってくる。仰天するビクターとビクトリア。ビクターはビクトリアに「だけど、どうやら僕は死体と結婚してしまったらしいんだ・・・」と事情を説明しようとする。しかしビクトリアの手をとるビクターの姿をみて怒るエミリー。ビクトリアに「あなた誰?」ビクトリアも「あなた誰?」「私はビクターの妻よ!」宣言するエミリー。驚くビクトリアを尻目にエミリーは「ホップスコッチ」とつぶやいて地下の街へとビクターを再び連れ去ったのだった。

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ふたたび死者の街、長老の部屋に戻る2人。両親に会わせると騙したビクターを責めるエミリー。「もうひとり女性がいるなんて!」怒る。「騙したことは謝るけれど、もうひとりなのは君のほうだ、」プロポーズは誤解だと説明するビクター。ビクターの言葉に打ちのめされて1人立ち去るエミリー。エミリーは自分の部屋に戻り、1人嘆く。ビクターは生きているビクトリアを愛している、私に勝ち目はない。ずっと待ち焦がれた真実の愛なのに。ビクターを愛しているのに。もう心臓は鼓動しないのに、胸が痛む。もう命はないのに、もう脈もないのに、流す涙はまだ残っているみたい。と美しくも哀しい歌を歌う。横たわるエミリーの伏せた瞳からは一粒の涙がこ零れ落ちる。

一方残されたビクトリア。ビクターがコープスブライドに連れ去られた!と両親に訴えるが、まったくもって相手にされず、かえって部屋に閉じ込められてしまうのだった。”計画”が狂って苛立つフィニスとモデリン。そこへバーキス卿が現れ、ビクトリアを自分の妻にと申し出る。バーキス卿の語る彼の財産に目がくらむ両親。ビクトリアは窓から逃れ、雨の中、街外れの教会にゴールズウェルズ牧師を訪ねる。死者に詳しいはずの牧師に、「死者と生者の結婚を解消するには?」と訊ねるが、牧師は相手にせずにビクトリアを両親のもとに送り返す。再びビクトリアを閉じ込め、今度はバーキス卿との結婚を言い渡すフィニスとモデリン。ビクトリアは絶望する。夜明けを待たず、深夜に急ぎ結婚式を挙げたバーキス卿とビクトリア。企み顔のバーキス卿だが、誓いの言葉も完璧で式は滞りなくすんでしまった。

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死者の街のパブでビクターはピアノを爪弾くエミリーを見つける。ピアノに歩み寄り、エミリー詫びるビクター。エミリーは視線も合わせられずに、ポンポンと鍵盤を叩くだけだった。黙り込んでいるエミリーにビクターも恐る恐る鍵盤を爪弾き返す。言葉にはならないけれど、交互に鍵盤を叩き、旋律で気持ちを通わす2人。やがてエミリーもしぶしぶビクターに笑顔を見せるのだった。

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穏やかに見詰め合う2人。そこへ鳴り響く「新入り!」のファンファーレ。死者の世界に新入り=新しく死んだ人がやってきたのだった。死者たちすっごく嬉しそう。大変な娯楽らしい(笑)。パブに現れたのはバン・ドートの従者だった。驚きながらも彼に地上の様子を尋ねるビクター。従者はビクターに、坊ちゃんの行方を捜して大騒ぎなことと、もうひとつ、ビクトリアがバーキス卿と結婚することを告げる。絶望するビクター。

部屋に戻ったエミリーのもとに、長老が本をかかえて驚きの知らせを持ってくる。結婚の誓約は「死が2人を別つまで」有効なのだが、エミリーはすでに死んでいるため、誓約は無効。2人の結婚を守るためには、ビクターに毒のワインを飲ませて彼を死者にするしかないのだと告げる。驚き嘆き、そんなことは頼めない、と絶望するケイト。そんな彼らの会話を物陰から聞いてしまったビクターだったが、姿を現し、「(毒薬を)飲むよ」と約束する。ビクターはエミリーとの結婚を決意するのだった。

街の広場でビクターとエミリーは高らかに結婚式の開催を宣言する。会場は地上!驚き喜ぶ死者たち。特製の特大ウェディングケーキを作り、着飾って、祝いの歌を歌いながら死者たちの行列は地上へと向かう。

地上では薄暗いエバーグロットの屋敷で、バーキス卿とビクトリアの結婚披露の憂鬱な晩餐が開かれていた。しょぼすぎるウェディングケーキ&貧相な食事。当のバーキスもビクトリアも、出席者にも喜びの表情はなかった。そこへ突然現れた死者たち!怯える出席者たちは大混乱~!バーキスびびってはいちはやくテーブル下に隠れ、ビクトリアは唖然。客たちは死者に追いかけられてで逃げ出す。バーキスはあまりの出来事に「はやいとこ金をもらってずらかろう」とつぶやく。「お金?」と聞きとがめるビクトリア。そして「うちにはお金はまったくないわ」とバーキスに教える。怒るバーキス卿。「この結婚に失望した、という点で私たちはわかりあえるわね」と辛らつなビクトリア。バーキス卿を置いて街へ出る。街には死者があふれていた。迫り来る骸骨に怯える家族。しかし泣き喚いていた子供が急に泣き止み、骸骨に歩み寄る。驚く家族たちを尻目に、子供は骸骨に呼びかける「じいちゃん!」。なんと骸骨はかつての家族だったのだ。子供を抱き上げるじいちゃん(今骸骨)。目の前の骸骨や死者がかつての家族や恋人だとわかり、一転再会の喜びに街中があふれるのだった。

そして教会ではゴールズウェルズの制止も届かず、グートネクト長老を司祭にビクターとエミリーの結婚式が執り行われようとしていた。ビクトリアも駆けつけて、物陰から祭壇に並ぶ2人を驚きながら見詰めていた。エミリーに向かい、今度はちゃんと誓いの言葉を言うビクター。そしてエミリーとの結婚のために、毒のワインを飲もうとしたのだったが、エミリーが寸前で「やっぱりできない」と押し留める。驚くビクター。驚く列席の死者たち。しかしエミリーはビクターの背後、柱の影にたたずむウェディングドレス姿のビクトリアの姿を見つけていた。「結婚の夢に裏切られた私が、あなたたちの結婚の夢を絶つことなんてできない」とビクトリアに手招きするエミリー。ビクトリアの登場に驚くビクターだったが、2人は嬉しそうに寄り添う。胸を痛めながらも2人を祝福し、指輪を返すエミリー。しかし!そこへ現れたのはバーキス卿だった。「ビクトリアは俺の妻だ。手ぶらじゃ渡さない!」。本当にひどい男だ・・・。バーキス卿の顔を見て驚くエミリー。バーキス卿とは偽りで、かつてエミリーを騙して殺した男だった。顔色を変えるエミリー。ビクトリアにナイフをつきつけ威嚇するバーキス。

刀とフォークで一騎打ちのバーキスとビクター。もちろんビクターは押され気味。危うしビクター!というところで刀を身に受け立ちふさがったのはエミリーだった。死体の体は刀をうけてもダメージはなく、卑怯なバーキスにエミリーの顔は怒りに歪む。これがすごい迫力~!こわかった。死者相手に不利を悟ったバーキスはドアへと走る。コープスブライドの仇と知った死者たちが追いかけようとするが、長老が皆を押しとどめる「生者のことは生者のルールにまかせよう」。調子にのったバーキスはエミリーに「かわいそうな女だ!」と捨て台詞。このセリフ、すごいひどくて悲しかったんだけれど、具体的には忘れてしまった・・(涙)。怒りを通り越して、呆然とするエミリー。バーキスは気障ったらしく、祝杯を掲げて飲み干す。しかしそれはビクターが飲まずにおいたあの毒のワインだった。数歩歩いて苦しみだすバーキス。「もう生者じゃないぜ」と死者のルールで復讐しようと詰め寄る死者たち。うっかり死んだバーキスは、にじりよる死者たちに連れ去られていった。

教会に残ったビクターとビクトリア、そしてエミリー。ビクトリアと寄り添いながら、エミリーに「何もしてあげられなかった」と謝るビクター。しかしエミリーは「そんなことはないわ、私を自由にしてくれた」と微笑む。教会の開け放たれた扉から満月を見上げ、清々しい笑顔のままエミリーはたくさんの真っ白な蝶となって月へと羽ばたいていった。ビクターとビクトリアは手をとりあって蝶たちを見送るのだった。


END。


パペットとは思えない豊かな表情と滑らかな動きに驚きました。そしてなんともせつないストーリー(号泣)。「アニメだし」と油断していた私はエミリーが「結婚の夢を奪うことなんてできない」というところでかなり泣いてしまいました。ハンカチだって用意してなかったのに・・・。アイラインとマスカラがウォータープルーフで助かりました(笑)。ようやく涙を蒸発させたか?と思ったところで、最後にエミリーが「自由にしてくれた」と蝶になってしまってまた涙が・・・(笑)。本当に素敵な映画でした。ビクターとビクトリアとエミリー。だれもが純粋でだれもに幸せになってほしかった。エミリー、辛かっただろうなーー(思い出し涙)。エミリーも、幸せにしてあげたかったなーーー。

登場するすべてのキャラクターが魅力的です。とくに死者組(笑)。骸骨バンドの踊りっぷりったら笑ってしまう。映画館は暗いからわからないけれど、皆さんニヤついてたはずです。陽気でクレイジーで、情に厚い死者たち。死んでるからこそ、優しくなれるのか?本当に楽しかった。ストーリー紹介にからませられなかったのですが、エミリーの目玉の中に住んでるうじのマゴットや死者の街のお針子蜘蛛、パブのおかみさんや給仕頭、それぞれ見せ場も!映像でもう一度見たいなぁ。

ストップモーションアニメというのはパペットをちょっぴり(0.5ミリ!)ずつ動かして撮影し、それを繋げて一連の動きにするという、気の遠くなりそうな作業によって出来ているそうです。パンフによると、1~2秒の撮影に12時間、そして10年の歳月をかけて完成した映画なのですって。CGで撮影すればずっと簡単なはずなのに、やはり監督がこだわるだけあって、人形の表情と動きがやさしくあたたかく、じんわりと心に入ってきます。本当に夢中で見入ってしまいました。

声の出演も話題でしたが、ビクター役のジョニー・デップ、まったく彼を意識することはなかったです。ビクターはビクターでした(笑)。それもジョニーの上手さかな?エミリー役のヘレナ・ボエム・カーターはバートン監督の奥さんらしいですけれど、なんてかわいい声なんでしょうか。すばらしい。セクシーでもありました。牧師役はクリストファー・リー!怖かった~(笑)。さすがの迫力でした。

コワかわいい。
そしてせつなくあたたかい。
DVD買おう(またか)。

公式サイト

製作年度 2005年
製作国・地域 イギリス
上映時間 77分
監督 ティム・バートン 、マイク・ジョンソン
製作総指揮 ジェフリー・オーバック 、ジョー・ランフト
脚本 パメラ・ペトラー 、キャロライン・トンプソン 、ジョン・オーガスト
音楽 ダニー・エルフマン
出演もしくは声の出演 ジョニー・デップ 、ヘレナ・ボナム=カーター 、エミリー・ワトソン 、トレイシー・ウルマン 、ポール・ホワイトハウス、クリストファー・リー




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テーマ:コープスブライド - ジャンル:映画

コメント
この記事へのコメント
なをさんの詳細なレビューを読んで、なんか、いろいろ見落としているところがあって(感性の問題だったりするんでしょう^^;)やはりもう一度観にいかねば!と思いました^^。
三人とも、ビュアな心をもっていて、ほんと皆にシアワセになって欲しかったのですが、コープスブライドもシアワセになれたんですよね?
それにしても、死者の世界があんなに楽しいんだったら、行くのも悪くないのに(笑)
私もTBさせていただきました!
2005/10/28(金) 00:31:11 | URL | kim #bJ9tk/XU[ 編集]
いつもながらの素晴らしい解説!
一緒に観たはずなのに、自分の記憶力が情けないです。
私もエミリーの「結婚の夢に裏切られた私が、あなたたちの結婚の夢を絶つことなんてできない」のセリフにホロリときました。
70分ちょっとの映画とは思えないくらい、内容が濃かったですね。

DVDの人質はお互い様です(^^;
人質なしでもまたお会いしましょう♪
2005/10/28(金) 09:29:27 | URL | atsuko #-[ 編集]
ハッピーエンド
kimさん、こんばんは!読んでくださったのですか?!ありがとうございます、なんだかすみませんです(笑)。素敵な映画でしたので、忘れないようにとがんばりましたが、間違えているかもしれないです(苦笑)。。コープスブライド、そうでしたね、シアワセになれたのですよね。つらい選択でしたが、素敵な恋だってしましたしね・・・(涙)。死者たちのクレイジー具合にはまいりました~。あの世に行くときのために、ちょっとダンスぐらい練習しときましょうか、ね?!
2005/10/28(金) 18:27:06 | URL | なを #41Me5.sg[ 編集]
迷惑に長い・・
atsukoさん、こんばんは!ご一緒できて楽しかったです、素敵な映画でしたね。夢中でみちゃって、あっという間でしたけれど、ほんとうに内容の濃い充実した作品でした。調度いいっていうのでしょうか(笑)。迷惑に長いレビューですが、ブライドのせつないセリフが書き留めておきたくってがんばりすぎました。迷惑な・・・。

またぜひにvv。
2005/10/28(金) 18:32:56 | URL | なを #41Me5.sg[ 編集]
あいかわらず
シナリオのように詳細な記事だね!
私も今日見てきたのでTBさせてね~。
2005/11/02(水) 23:06:37 | URL | Naomi #9zOzYU0I[ 編集]
えへへ
シナリオ!かっこいい!褒めすぎっす。備忘録っすから(笑)。TBありがとうございました。私もこれからお願いに伺いますね!
2005/11/03(木) 20:00:09 | URL | なを #41Me5.sg[ 編集]
素晴らしい~♪
なをさん、こちらでははじめまして~!

画像をまじえた詳細なレビューで感激です。(^O^)
やっぱりバートンの作品は色彩感覚が好きだな~
どのシーンも綺麗で夢があって感動でした。

TBさせてくださいね~♪
2005/11/04(金) 09:30:57 | URL | choro #Eu1C45TI[ 編集]
わ~い♪
choroさん、お越しくださりありがとうございました。ヤフーの方、いろいろあってCLOSEしようかと思ってて、ちょっと寂しい思いをしておりましたのですごく嬉しいです~!「コープスブライド」トーンは暗いですけれど、すごく綺麗な色彩でしたね、素敵な作品でした。観たらTBをお願いしようと狙っておりました(笑)。またよろしくお願いします。

ところでこちらからのTBできてますでしょうか?なんだか反映されてないようなのですが、ヤフーちょっと時間かかるときがあるので待ってみています。また繰り返して重複してしまいましたら、削除をお願いに参りますね。
2005/11/04(金) 14:56:57 | URL | なを #41Me5.sg[ 編集]
こんばんは。
こちらこそTBありがとうございます~!

ホント、素敵な映画でした。
エバーグロッド夫人…頭サイコー!存在感強いデス(笑)

なをさんほど、しっかりかっちり覚えてないのですごく参考になりました。
2005/11/09(水) 00:24:11 | URL | yumi #-[ 編集]
ヤドカリ?
夫人の頭、ヤドカリ巻きでしたね!どうやって洗うのかしらん。そうそう、彼女は強烈だったのでもっと意地悪活躍するのかと思っておりました(笑)。エバグロ氏のアゴも忘れられない・・・。

ボケ防止の耐久マラソンなんです~(恥)。間違ってるかとも思いますので、申し訳ないです・・。
2005/11/09(水) 13:58:23 | URL | なを #41Me5.sg[ 編集]
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原題:TIM BURTON'S CORPSE BRIDE  -二人の花嫁- 19世紀ロシア民話を元にしたストップモーション・アニメによる映画化、ティム・バートン監督とジョニー・デップ(声)のコンビ作品。・・・結婚式の予行演習を失敗して気落ちする気弱な若者ビクター、帰り道、誓いの言
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{{{:製作国 イギリス 監督: ティム・バートン、マイク・ジョンソン 製作: アリソン・アベイト、ティム・バートン 製作総指揮: ジェフリー・オーバック、ジョー・ランフト 音楽: ダニー・エルフマン 声の出演: ジョニー・デップ、ヘレナ・ボナム=カーター、エミリ
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2005/11/02(水) 23:05:47 | お買い物に映画に乗馬を少々
<font color=#17484d>製作:2005年 イギリス原題:TIM BURTON'S CORPSE BRIDE監督:ティム・バートン声の出演:ジョニー・デップ(ビクター)、ヘレナ・ボナム=カーター(コープスブライド)、エミリー・ワトソン(ビクトリア)</font><font color=#17484d&g
2005/10/28(金) 00:21:18 | 映画チックな日々
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