ニドネ&ヒルネ
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「いまを生きる」を見た
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「あ」嬢さんの「心の映画」のひとつに選ばれていて、見てみたかった映画のひとつ、「いまを生きる」がムービープラスで放送されていました。

*ネタバレしちゃってますので未見の方はご注意くださいね。

舞台はイギリスかと思っていたのですが、アメリカの伝統ある全寮制進学校でした。


両親の期待を受けた優秀な子供たちが、将来のエリートを目指す厳しい教育下に押し込められていて・・。

17歳という多感で繊細で、夢と希望に迷い悩む時期なのに、親や先生の言うとおりのできあがったレールや規律に従う生活。あきらめにも似た表情で決められた将来に黙々と歩む彼らの前にあらわれたキーティング先生。自らを先生と呼ばせるよりも、リンカーンへ捧げられた詩の冒頭を引用して「My Captain」と呼ばせてみたり、詩の読解理論の教科書を破かせてみたり。詩と人生への愛情と情熱を、ユーモアにくるみ、言葉の持つ力を讃えます。詩をつくることは人間である証であると。医者や弁護士、銀行家を目指す生徒たちにとって無用の学問かと思われた詩作の尊さ、自らの心の声に耳を傾け、言葉として表現することの大切さを、型破りな授業で教えてくれます。

学生たちは、キーティングが学生だったときに主催していた「死せる詩人の会」を真似て、秘密の洞窟に深夜集まり、古の詩と自作の詩とを朗読しながら心を解放して友情を深めていきます。朗読はそっちのけで女性のピンナップを眺めたり、歌ったり、ただしゃべったり。そんな時間のどれだけ輝いて得がたいことか。。ささいな言葉に笑い怒る彼らの姿がまぶしかったです(泣)。

聖域であるはずの教壇に土足で立ち、どんなにわかりきったことでも、違う視点から見直せ、馬鹿らしくてもやってみろ、「Find own voice」という言葉は心を揺さぶります。やがて生徒たちは望まれた自分ではなくて、本当の自分の希望に耳を傾けるようになります。軍人の父親に医者になることを望まれているニールは憧れていた舞台に立ち、優秀な兄の影で劣等感から抜け出せないトッドは思いを言葉に乗せられうようになり、見込みのない恋に苦しむノックスはやがて勇気を振り絞って彼女に想いを伝えます。少しずつ、彼らは自分をみつけ、チャーリーは女の子への情熱が過ぎて放校処分すれすれの罰をうけるアクシデントがあったりしますが、友情と情熱に支えられて彼は信念のある男の顔になって行きました。

しかし。父親に舞台初日への出演を禁じられたニール。父親を説得することが舞台への唯一の道だ、とキーティングはニールに諭します。父への説得は無理だと絶望するニールはキーティングに嘘をつき、父に内緒で舞台に上がります。ニールの演技はすばらしく、大きな喝采を浴びる中、現れた父親に家に連れ帰られるニール。学校を辞めて陸軍士官学校への転校を命じられるニール。「やりたいことがあるんだ!」と父にいったんは向かった彼はしかし、結局は舞台への情熱を言葉にすることができず、父の命令を承諾します。そしてその夜、ニールは自らの命を絶ってしまいます。

ニールの死に泣く仲間たち。しかしニールの両親は息子の死の背景の調査を学校に依頼し、放校処分を免れるために「死せる詩人の会」の存在を校長に暴露してしまうキャメロン。「死せる詩人の会」の事実を捻じ曲げニールの死の責任をキーティングの責任としたい学校側。チャーリーを除く仲間たちは放校をまぬかれるために、同意書にサインしたのでした。。。


火の消えたような教室。キーティングの代理が教鞭をとる中、学校を去るキーティングが荷物を取りにあらわれる。キーティングを慕いながらも、保身のために彼を生贄としたうしろめたさに顔を歪ませるトッド。やがてトッドは机の上に土足で上り、キーティングに「My Captain」と呼びかけます。振り返ったキーティングの驚きと喜びの表情。トッドを諌める教師を尻目に、続々とたくさんの生徒がトッドに続きます。彼らを眺め、その目に自分が伝えたかったことが確かに根付いていることを確信してキーティングは学校を去っていったのだった。

キーティングが初めての授業で教えた言葉「カーペ・ディエム」。ラテン語で、これが邦題の「いまを生きる」になっています。「Seize the day」とはトッドがノートに走り書きした言葉でした。17歳の多感な時期には及ぶべくもないけれど、今の自分にもとても響く言葉でした。今の自分ができること、やりたいこと、恐れず惜しまずやってみたいものです。


余談ですが、「死せる詩人の会」(原題の「Dead Poet Society」)のメンバーたちが夜中に寮を抜け出すときにダッフルコートを着ているのがすごくキュートでした。寝るときはパジャマにガウンなんだなぁ。全寮制の進学校はやっぱり世間とは隔絶した感があって、そこから飛び出して舞台の仲間と過ごしたり、一目ぼれのチアガールの女の子に会いにフットボール選手でいっぱいのパーティに出かけて酒やキスに目を回したり(笑)。かわいいやらおかしいやら。そういえばやっぱりイギリス式なんでしょうか、学校ではキーティングの授業でサッカーやってましたね。音楽もちょっとスコティッシュ風?

ロビン・ウィリアムスが本当に先生ぽくて。悪戯っぽい笑顔もウインクも、先生らしい顰め面もすごく魅力的でした。私も高校のときに型破りの熱血先生がいて、尊敬していました。教職免許とりに母校に戻ったときにはすごく喜んでくれて・・。結局教師にはならず、あわせる顔もなく、それきりになってしまいましたがどうしているのかなぁ。勇気を出して、探してみようかしら・・・。

私も気に入りの映画としてリストアップしておきたいです。

時間: 128 分
製作: スティーヴン・ハフト/ポール・ユンガー・ウィット/トニー・トーマス 監督: ピーター・ウィアー 脚本: トム・シュルマン 出演: ロビン・ウィリアムズ/ロバート・ショーン・レナード/イーサン・ホーク/ノーマン・ロイド

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コメント
この記事へのコメント
こんにちわ、なをさん♪
観て頂けたんですね!しかも気に入って頂けたようで感涙です!!!そしていつものように丁寧ななをさんのレビュー。拝読していて様々なシーンを思い出してしまいちょっと泣きそうになってしまいました。でもほんと嬉しいです♪ワタシのロビン・ウィリアムス好きの原点がこの作品ですので。
2005/08/24(水) 07:22:20 | URL | 「あ」嬢 #-[ 編集]
切なかった・・
素敵な映画でした~(泣)。先生に惹かれて、先生の言葉に共感していたのは確かなのに、魔法が解けてしまったかのように両親や校長の欺瞞に頷いてしまう・・・。もう悔しくって泣きました。なので最後、机に立って先生を送るシーンは嬉しさひとしおでした・・先生ありがとうぅぅぅ。

ロビン・ウィリアムスの魅力に気づかせてくださったことも深謝なのです(笑)。「あ」嬢さん、ありがとうございました!
2005/08/24(水) 22:57:18 | URL | なを #41Me5.sg[ 編集]
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