ニドネ&ヒルネ
寝言&たわごと&好きなこと ゆっくりショーン・ビーン熱愛お休み中・・
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コラテラル
*ネタバレですので未見の方はご注意ください。

ロサンゼルス空港、肩がぶつかった風を装い2人の男が取り落としたバッグを交換する。バッグを持ち、サングラスにグレーのスーツをきた無表情な男は空港を後に街に向かう。

セレブ御用達のリムジン会社経営を夢見ながらタクシー運転手に甘んじて12年、真面目で誠実几帳面だが勇気や冒険とは無縁の生活を続けるマックス(ジェイミー・フォックス)。ある日彼は空港からキャリアウーマンの客を拾いダウンタウンへ向かう。乗車前から携帯電話で指示を出し続けている彼女の会話には、責任ある仕事に携わる女性の誇りと疲労が滲み出ていた。携帯で話し続けながらも混雑を避け、選択する道までマックスに指示する女性に、マックスは別の道を提案する。運転手としてのマックスの、押し付けがましくはないが誇りある口調に、女性はマックスの提案と自分の指示に賭けをする。マックスの選んだ道は間違いなくスムーズに渋滞を抜ける。渋滞に巻きこまれれば5ドル分稼げたのに?と負けを認めながら呆れ口調の彼女。肩をすくめるマックス。2人は次第に打ち解け、仕事や夢、音楽の話を始める。ピンストライプのスーツ、ハイヒール、ボッテガベネタのバッグ、と持ち物や携帯でのやりとりから女性の仕事を弁護士と予想したマックスに、女性は検事だと告げる。目的地に着き、車を降りる際、マックスは質問する。「仕事に満足?」もちろんと答える女性。しかし、高揚する法廷での仕事を前に、自信を失い泣きながら嘔吐するほどの緊張に疲れ果てていることをも告白する。マックスは女性に自らの楽園、モルディブ諸島の航空写真を渡す。1日に5分、ここに逃げ出せばそれが休暇だと。マックスの思いやりに一瞬泣きそうな顔をして、それでも礼を言い、毅然と下りた女性。閉じたドアに溜息をつくマックスのもとに、女性は再度顔をのぞかせ、窓を開けさせると名刺を手渡した。「会社設立のときとか、なにかあったら」と。女性はアニー。照れくさそうな表情のアニー。

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アニーが建物のエスカレーターを上るのと入れ違いに、グレーのスーツの男がタクシーに乗り込む。道を走るタクシーの車体にきらめくロスの街の明かりが映りこんで美しい。ジャズクラシックをBGMに美しい夜のロス。車内では男が話しかけはじめる。目的地までの所要時間は?との質問に、7分と答えたマックス。6分でも8分でもなく7分という答えに興味をひかれる男。マックスに次々と質問をする。会社の福利厚生、先客の女性との会話、リムジン会社の夢。「ロスは初めてか?」と質問するマックスに、男はいやそうな顔。「来るたびに早く出たいと思う街だ。巨大都市だが皆他人、地下鉄で男が死んでも6時間も死体とは気づかれなかったような無関心。」。やがて目的地に到着し、男はヴィンセント(トム・クルーズ)と名乗りマックスの運転を一晩買い上げたいと持ちかける。不動産業をやっているので5人からサインを貰い、友人に会い、翌朝6時の飛行機でロスを立つ予定だと。総額700ドルに目が眩み、引き受けるマックス。客のもどりを待つまで、腹ごしらえしながら夢のリムジン会社のためのメルセデスのカタログを広げる。夜の静けさのなか、寛ぐマックスの車の上に、男が転落して激突した。タクシーにもどったヴィンセントは驚いた顔。パニクるマックスに、ヴィンセントは銃を向け、死体をトランクに詰めさせ、運転を続けさせその場を後にする。トランクの男はヴィンセントが殺したのだった。

情報屋のラモンを尋ねたロス市警麻薬課の刑事は、彼がおらず、壊れた窓の下に血痕を見つける。事件として捜査を始める刑事。部屋に残る薬きょう。ラモンはフィリックスをボスとした麻薬組織捜査のための情報屋だった。路地にタクシーが止まっていたとの証言を得て、刑事は過去にあったタクシー運転手の殺人事件を思い出す。犯罪暦も病歴もないタクシー運転手が一晩で3人を殺し、自殺。ありえない、運転手のほかに誰かが乗っていたのではないか?と推測する。・・マックスの運命に暗い予兆。

ヴィンセントとマックスは次の目的地に向かう。青信号にも気づかず、食べかけのサンドイッチがこぼれて汚れた車内を掃除しようとするマックスに、ヴィンセントは「マクベス夫人」(キレイ好きの例え?)と揶揄して止めさせる。運転を止めたいと協力を拒むマックスに、冷静に深呼吸しろと指示する。「人を殺すなんて」と詰るマックスに、「ルワンダではもっと大量の人が死んでいる、あのデブ1人ぐらいなんでもない」と倫理観がずれた明るい表情のヴィンセント。途中パトカーに停車を命じられ、壊れた屋根とフロントガラスに残る血痕を見咎められる。執拗な警官にあやうくヴィンセントが銃を抜きかけたとき、無線に呼ばれ警官は去った。溜息をつくマックス。

次の目的地につき、ヴィンセントはマックスをハンドルに縛って出かけようとする。そこに配車係からマックスに呼び出し無線が入る。マックスに銃をつきつけ、汚い言葉で無線係を罵倒させるヴィンセント。相手は上司なのに・・なマックス。ヴィンセントの不在になんとか逃げ出そうとするマックスは、路地の向うの大通りを通る人に大声で助けを求める。誰もが気づかず通り過ぎる中、数人の若者がマックスに気づきやってくるが、彼らは強盗だった。銃をつきつけ、マックスの財布とヴィンセントのスーツケースを奪い立ち去ろうとする。仕事を追え、車に戻ったヴィンセントは強盗の若者2人を顔色ひとつ変えずに射殺し、財布とスーツケースを取り戻す。

ヴィンセントはマックスに「人目を引くと余計な人が死ぬぞ」と警告する。暗い顔のマックスに、ヴィンセントは「スケジュールが早く進んでいるので有名なジャズバーに行こう」と陽気に誘う。ジャズの知識も豊富なヴィンセント。ライブを聞きながら、ジャズに例えて人生を語るヴィンセント。「ジャズの魅力は微妙な音のズレからはじまる即興だ」。ステージのトランペット、オーナーのダニエルに1杯奢りたいと呼び出すヴィンセント。ダニエルはヴィンセントのジャズの知識に気をよくして、饒舌に話を続ける。マイルス・デイビスとのエピソードに盛り上がる3人。ダニエルの話に感じ入ったようなヴィンセントは「いい話だ。クリアカンとカルタヘナに行って話そう」と提案する。二つの地名を聞いたとたん顔色を変えるダニエル「いいやつだと思っていたのに・・」。「いいやつだが、仕事だ」と答えるヴィンセント。訳がわからず当惑しつつ、いやな予感がしたマックスはヴィンセントに言う「ジャズの即興のように、仕事は忘れろ」。ヴィンセントはダニエルに「質問に完璧に答えたら助けてやる」と約束する。ダニエルは命乞いの言い訳を始める。免責を条件に証言をしたことを雇い主に謝ってほしいと。ヴィンセントの質問は「マイルスは音楽とどこで出会った?」。マイルスについてならまかせろと話始めたダニエル、話の途中でヴィンセントはダニエルを射殺した。「マイルスは中退だ」と。さっきまで仲良く話していた人物を目の前で殺され、再びダニエルは錯乱する。「もういやだ、おれは巻き添え(コラテラル)だ」と逃げようとする。マックスを捕まえるヴィンセント。マックスはヴィンセントに「答えがあっていたら本当に見逃したのか?と問いかける。

再び配車係から無線が入りヴィンセントはしつこさに辟易して無線係に噛み付く。無線が告げたのは意外な内容だった。「マックスの母親から5分ごとに呼び出しの電話が入り困っている」と。予定通りの行動をしないとあやしまれる、とマックスに母親のいる病院に向かうよう指示するヴィンセント。病院でわざわざ花を買い、マックスにもたせるヴィンセント「病人には花を贈れ」と。優しい?ヴィンセント。2人と同じエレベータに、ラモンを探し、死体安置所に向かうロス市警の刑事が乗り込み、ヴィンセントと世間話をかわす皮肉。やがてヴィンセントとマックスは途中階で降り、刑事は最上階の死体安置所に。ラモンんはいなかったが、そこに並ぶ3つの死体。2つは路上で射殺された若者。検死医は同じ犯人によるものだと判定する。額にひとつ、肋骨に2つの銃創。プロの仕業。そして最後の1つの顔をみて刑事は驚愕する。男はフェリックスの組織のお抱え弁護士クラークだった。同僚に連絡し、フェリックスの組織がらみの殺人が起こっていることをFBIに報告することを決める。

病室の母親はマックスの遅刻を起こる。花を見ても「無駄なことを」。「俺が買ったんじゃない、この男だ」母親に促されマックスはヴィンセントを紹介する。うってかわって花の礼を言う母親。ヴィンセントはにこやかに挨拶を交わす。マックスの友人だというヴィンセントに、母親は自慢の息子の仕事の話をはじめる。セレブ御用達のリムジン会社の経営者だと。母親に嘘をついていることをヴィンセントに知られ、いたたまれずにマックスは病室から逃げ出す。ヴィンセントのスーツケースを持って。逃げるマックス、追うヴィンセント。機械のように無駄のない走りでマックスに追いつくヴィンセント。追いつかれる寸前に、スーツケースを高速道路に投げ落とし、ヴィンセントの仕事の資料はスクラップになった。さすがに呆然として怒りをあらわすヴィンセント。

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残りの仕事ができなくなったヴィンセントは、マックスの運転で雇い主フェリックスのいるクラブへ向かう。向かう車中、ヴィンセントは何故母親に嘘をついたかを尋ねる。「そういえば母親が安心する」と答えるマックス。「親は自分の欠点を子供に見つけ、それをとがめるんだと」。ヴィンセントの過去の匂いを感じて、今度はマックスが質問する。「どうしてわかる?」「俺の父親もそうだった。母親は早くに死んだ。父親に何度も殴られ、里子にだされた。12歳のときに父親を殺した」と。固まるマックス。「冗談だ」と笑うヴィンセント。窓の外は虚構のロスの美しい夜景。周
フェリックスのクラブ。ヴィンセントはマックスを身代わりにフェリックスの元に行かせ、続きの殺しの仕事の資料をもってくるように命令する。顔を見られることはリスクだからと。ビビるマックス。平凡なタクシー運転手が、麻薬組織のボスと交渉?!「他に選択の余地はなかった、とこう思え」と。10分で戻らなければ母親を殺す、と脅されマックスはクラブに向かう。ヴィンセントだと名乗ると、念入りなボディチェックを受け、中に通される。メキシコ風音楽の流れるクラブ、人ごみを抜け、フェリックスの元へ向かうマックス。はじめてみるヴィンセントがマックスの容貌なことに意外そうなフェリックス。姿を見せないヴィンセントに登場の理由を尋ねる。大変な労力と費用をかけてそろえた資料を失くされて嫌味たらたら怒りをぶつけるフェリックス。悪い子供を探し出すサンタの助手のペドロの話をする。サンタだって資料を失くしたといわれたら怒るさ、となじるフェリックス。恐怖に動転するマックス。が、恐怖を押さえ込み、殺し屋ヴィンセントを演じ凄んでみせる。ヴィンセントとの会話から得た、凄みのあるセリフを立て続けに言い、フェリックスを黙らせる。フェリックスはデータをUSBスティックにコピーしてマックスに渡す。調子にのったマックスは報酬の35%オフを言い出し、ダニエルの侘びをフェリックスに伝える。不審はぬぐえないフェリックス。部下を呼び、次の殺しのターゲットの居所に先回りさせる。「ヤバくなったらヤツを殺れ」。ヴィンセントだと思われているマックスは非常にピンチ。。

フェリックスのクラブはFBIに監視され、マックスが入る姿もカメラに記録させていた。FBIのペドローザ管轄の監視所を訪れるロス市警ワイドナーとファニング。発生している2件の殺人に関連して、フェリックスの動きに異常がないかを確認する。監視カメラの映像に、屋根の壊れたタクシーを認めるファニング。ナンバーを確認する。そこに電話でさらに検察側証人ダニエルの死体の報告が入る。色めき立つFBI。別の証人ピーターの保護を手配する。ナンバーからマックスの身元は割れ、カメラの映像から顔もマークされる。勤続12年のまじめな男が突然殺人を犯すのは考えられない、と疑問をぶつけるファニングにとりあわず、FBIは殺しのプロがタクシー運転手を装っていると断定し、射殺して証人を守ることを決定する。FBIの決定に不満のファニングは独断で証人ピーターのクラブへ向かう。

タクシー搭載のPCを奪い、ヴィンセントは次のターゲットを確認する。溜息ながらタクシーを発車させるマックス。

ピーターのクラブへ向かうのは、ヴィンセントとマックスのタクシー、武装したFBIの車とヘリ、ファニングの車、そしてフェリックスの指示を受けた武装した部下たち。ヘリのボディに映りこむ夜景が静かでまた美しい。車内、再びヴィンセントはマックスに話しかける。「俺の前に乗ったという、名刺をくれた女に、明日生きていたら電話しろ」「人生は短いぞ」。言葉に困るマックス。周囲の車も人通りも途切れた一瞬に、マックスは道を横切る動物に気づき車を止める。ヘッドライトを横切るのは犬と、続く狼??ロスの市内で??呆然と見送るマックスとヴィンセント。驚き言葉もでない二人。ヴィンセントはとくに瞳を空ろにして動揺する。見た光景についてひとことも触れず、車は再び発車する。

ピーターのいるコリアンクラブ。前後して4組の面々が店に入る。込み合うクラブ、人ごみを押し退けピーターを探す。踊る男女の間に、ヴィンセント、FBI、フェリックスの部下、刑事と物騒な顔が浮かびあがる。ピーターを見つけたヴィンセントはマックスをその場にとどめる。ヴィンセントは行動を開始。周囲を見渡すとピーターのガードを見つけ出し、人の波に紛れて殴りつけ次々と瞬殺。騒音の人ごみで殺戮に気づかない人々。FBIはピーターを保護しようと銃を片手に「保護にきた」と近づくが、英語の通じないコリアンに誤解され銃を挟んで揉みあいになる。暴発した銃にFBIのペドローザは撃たれ慌てるFBI、逃げ惑う人々。この騒動を見て、フェリックスの部下はヴィンセントを思い込んでいるマックスを殺そうと銃を向ける。しかし、マックスの危機に気づいたヴィンセントがフェリックスの部下たちをいち早く射殺した。マックスを助けたヴィンセント。「どうして助ける?」「どうして助けちゃったんだろ?」みたいな2人。顔を見合わせる。混乱の中、ヴィンセントはピーターのボディガードに取り囲まれ銃を奪われるが、必殺のナイフ裁きで逃れ、銃を奪い、ボディガードごとピーターを射殺する。やはり額に一発、肋骨に2発。マックスは逃げ出し、マックスがヴィンセントではないと信じるファニング刑事にかくまわれる。クラブ出口にたどり着いたマックスを待っていたのは、すでに脱出してタクシーで待っていたヴィンセント。マックスの後にいた、銃を下げたファニングを有無をいわさず射殺する。タクシーでその場を後にするマックスとヴィンセント。

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急行するパトカーを尻目にドライブの2人。「無事に救い出した礼はないのか?」。「ファニング刑事まで殺して!」と激昂するマックスに、「悪かったけど、仕事だ」とあくまで悪びれないヴィンセント。「もう俺を殺して他のドライバーを雇え」というマックスに「運命だ。」とうそぶくヴィンセント。「殺す理由がなんであれ、俺には関係ない、無数の星の1つにくっついた砂粒、それが人間だ。」。ヴィンセントのあまりに人の心を失った言葉に当惑するマックス、「人間として基本的なものがかけてる、どんな育ち方をしたらそうなるんだ?」とヴィンセントを切り捨てる。表情を変えるヴィンセント、動揺。「努力もしないで夢を追っているお前に説教されるいわれはない」と逆襲。お互いいたいところを衝かれて黙り込む。だが、マックスは考え込み、ぶつぶつと呟き始める。逆ギレ。「そうだ、俺は努力してこなかった!砂粒みたいな人間だ!失うものはなにもない!」と叫びながらスピードを上げ、信号を無視。ヴィンセントに銃をこめかみにつきつけられて停止を命令されても走り続け、とうとう路肩に突っ込み車は横転、ふたりはつぶれた車内でにらみ合う。手にした棒でマックスをたたく、子供じみた怒りの表現をするヴィンセント。だが聞こえてきたサイレンに気づき、車外へ逃走した。

かけつけた警官にすがり、安心するマックス。これで救われた、とへたりこむマックス。しかし警官はトランクの死体を発見。マックスに銃を向ける。もうどうにでもしてくれよ、なマックスの目に飛び込んできたのは、ヴィンセントの資料。最後のターゲットの写真は名刺をくれた女性検事アニーだった。突然豹変、警官を襲い、縛り、銃を奪うマックス。彼女を下ろしたビル検事局に走る。道端の男性から携帯を奪うと彼女のオフィスが見える駐車場から電話するマックス。「殺し屋が向かっている」。信じない彼女。しかしフェリックスの名前や、殺された証人のことを伝える。不審ながらも不安になるアニー。マックスを信じて逃げ出すことを決意する。駐車場から見上げる検事局のビル、明かりのついた窓辺で電話するアニーの姿と、階下のオフィス、アニーの机にかがみこむヴィンセントの姿が見えていた。ヴィンセントがもうすぐそばに!!アニーに危険を伝えようとするマックスだが、携帯の電源が切れる。走るマックス。ヴィンセントはまず電話線と電源を切り、それからアニーを探し始めた。暗闇に這いつくばり、ヴィンセントの気配から逃れようとするアニー。しかし、アニーの膝が絨毯をこするわずかな音でヴィンセントはアニーを追い詰め銃を向けた。悲鳴も出ないアニー。そこに間一髪マックスが駆けつけ、ヴィンセントに銃を向ける。撃てるのか?とからかう表情のヴィンセントにマックスは発砲、ヴィンセントの頬をかすり、彼は倒れた。

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アニーを連れて逃げるマックス。検事局を出て地下鉄へ。顔を血で汚しながらも立ち上がり、2人を追いかける怒りの表情のヴィンセント。ヴィンセントを乗せぬまま発車した地下鉄でほっと息をつく2人だったが、ヴィンセントは最後部車両のドアから進入し、2人を探しだした。せまりくるヴィンセントに気づき、前方車両へと逃げる2人。とうとう追い詰められた先頭車両、対決を迫られたマックスは、選択の余地はない、と目を瞑ったままヴィンセントに向けて発砲する。車両間を繋ぐドア越しに撃ち合う2人。激しい銃声が飛び交い、そしてヴィンセントは撃ちつくした銃倉を変えようとして、しかし取り落とす。ヴィンセントはマックスを睨みつけながら、呆れたように首を振り、やがて銃をおろすと座席に腰掛けた。座ったヴィンセントの向かいの座席に座り、銃を向けるマックス。ヴィンセントのシャツは赤く血で染まっていた。「地下鉄で死んだ男がいる。なのに誰も気づかない」ヴィンセントはマックスにそう語り、息絶えた。座席にすわったまま、うなだれて、死んだヴィンセント。マックスは哀れみにも似た視線でヴィンセントをみつめ、そして、次の駅につくとアニーとともに地下鉄を降りた。

遠ざかる電車。窓辺には眠り込んだようなヴィンセントの姿。なにごともなかったように電車は次の駅へと向かっていった。

END。


平凡に生真面目に冒険もなく生きてきたマックスが、ありえない犯罪に巻き込まれて、ありえない冒険の勝者となるストーリー。ヴィンセント、という人物があまりに特殊な価値観を持っているのだけれど、その背景は詳しくは語られない。ヴィンセントのあたりまえ、がマックスにとってはありえない(笑)。そんな2人が狭い車内で価値観をたたかわせるところが見所なのかな。これを言っちゃおしまいよ、なんですが「よくわからなかった(笑)」。マックスの気持ちはすごくよくわかる。私も普通の人だから。夢はあるけど、日和見的。いつかちょっとしたラッキーがきっかけで叶うかも?みたいな。小さな嘘や小さな息抜き小さなラッキーを集めて毎日暮らしている。「殺人なんて戦争にくらべたらたいしたことない」みたいなヴィンセントがなんでこうなっちゃったのかのが、のが興味がある。説明されても理解できないだろうから、想像だけでいいんですけれどね。だれにも顔を見せず、身元を示すものもおそらく身に着けていないはずのヴィンセントは、死体となって発見されて身元不明として共同墓地に埋葬されて、世間から消えていくんだろうなあ。彼の不明を心配してくれる人もいない、そういうのはちょっとせつなかった。誰からも愛されず愛さず、だから自分が殺す人間の死を惜しむ人がいるなんて想像もできなかったのかな。だからたとえ自分が死んだとしても、それもきっとたいしたことじゃなかったんだ。。。

ヴィンセントがダニエルに「カルタヘナとクリアカンに行こう」ってことを言うのですが、クリアカンは先日見た「レジェンドオブメキシコ」にも登場しました。メキシコのマフィアの支配する街として。カルタヘナもきっとそういう裏社会の人間が集う街の代名詞なんでしょうね。

ヴィンセントの風貌が、殺し屋稼業ならではのめだたない服装なんでしょうけれど、ダサすぎでは・・・(泣)。グレーなスーツにグレーな髪。ステレオタイプな私の意識が問題なんですけれど、やっぱ殺し屋スーツは黒だな!なのでした。


製作・監督: マイケル・マン
製作: ジェリー・リチャードソン
脚本: スチュアート・ビーティー
撮影: ディオン・ビープ/ポール・キャメロン
音楽: ジェイムズ・ニュートン・ハワード
出演: トム・クルーズ/ジェイミー・フォックス/ジェイダ・ピンケット=スミス/マーク・ラファロ/ピーター・バーグ
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